薬屋のひとりごとの登場人物である雀(チュエ)は馬の一族の長男、馬良と政略結婚しました。母親は玉鶯の妻であり国に帰るため父と雀を捨てました。
雀は語学力に優れ、主上からは通訳技術を買われていました。魯治郎の後継者になり巳一族の技術を継承していました。独眼竜との戦闘で負傷した右腕の怪我についても見ていきましょう。
10/21(土)に1~3話初回一挙放送、そして2クールです。
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— 大塚剛央 (@TakeoooOtsuka) August 25, 2023
薬屋のひとりごと:雀の正体と過去
雀の基本情報
名前 | 雀(ペグラ)→麻雀(マーチェ)→雀(チュエ) |
年齢 | 19歳 |
性別 | 女性 |
立場 | 巳の一族。馬良の妻。魯治郎の弟子。壬氏らの補佐役。 |
雇用主 | 皇帝と阿多。 |
特徴 | 色黒。小柄でちょこまか動く。目が小さく鼻は低い。 |
家族 | 父:故人。母:玉鶯の妻。虎妈妈(フーママ) |
能力 | 通訳。算術。奇術。強靭な体力。手先が器用。変装。 |
巳の一族 | 「茘の国」皇族直属の諜報機関。 |
雀の正体:馬良の妻・長男の嫁
雀は、馬良の妻です。馬一族の長男である馬良と結婚しました。
馬良との結婚は、馬と巳の一族の結びつきを強化するための政略結婚であり、雀は巳一族の血を引いていました。
馬と巳の一族は、表と裏で皇族を守っており、馬一族は皇族の護衛役として活躍し、巳一族は皇族に直接仕える諜報機関として機能していました。
雀は、色黒の肌、小さな目、低い鼻を持つ小柄な女性です。彼女は軽やかな動きで知られています。
一方で、馬良は人見知りが激しく、時折気絶する男性でした。彼は姉に紹介され、初対面の際にも気絶してしまいました。馬良は昔から体が弱かったため、自宅で療養していました。
雀に対する最初の印象は、「距離が近すぎて難しい相手」というものでした。
しかし、雀は徐々に彼との距離を縮めました。彼女は綿入れを作ったり、お饅頭を用意したり、会話がしやすいように簾を用意したりしたのでした。
新婚初夜は雀にすべて任せるという夫としては不名誉な形となりましたが、それ以降、夫婦は半月に一度顔を合わせています。
会話はほとんどありませんが二人の関係は良好であり、子供にも恵まれました。
雀の過去:母親に捨てられた
雀の母親は玉鶯の妻の虎妈妈(フーママ)でした。
彼女は潜伏中の国で家庭を築き、母国へ帰るために家族を捨てたのです。
母親は巳一族のなかでは低い階級にあり、主君の信頼を得るため砂欧に渡りましたが、その任務は失敗に終わりました。
雀の父は貿易商を営んでおり、母親が乗っていた砂欧の船が難破し、彼女を助けました。父は異国の美しい女性に恋をし、雀(ペグラ)が生まれました。
母親は働き者で、父の仕事を手伝っていましたが、雀が3歳になる前に姿を消しました。父は母親を捜すために茘の国へ向かいましたが、戻ることはなかったのです。
雀は母親を見つけるために教会の先生に頼りました。
茘の国への旅の途中で言語を習得しました。偶然に遊行芸人の一団と旅をすることになり、奇術を学びました。
茘の国に到着すると、雀(ペグラ)は麻雀(マーチェ)と名前を変え、雀(チュエ)と短く呼ばれるようになりました。
雀は母親の似顔絵を頼りに、玉鶯の屋敷にたどり着きましたが母は気づきませんでした。その夜、彼女は屋敷に忍び込み魯治郎と出会い、母親に捨てられたことを知りました。
母親は玉鶯の妻であり、玉鶯に帰るために雀を捨てており、西都へ戻った母親は雀と父親の存在を完全に忘れたのです。
薬屋のひとりごと:雀の目的は壬氏の幸せ
雀が仕えているのは、皇帝(主上)です。
主上より阿多の命が優先されており、雀に課せられた第一の命は、「月の君(壬氏)を幸せにすること」でした。
雀が茘の国で仕える理由としては、父と雀(ペグラ)を忘れないためです。
母が父と雀を捨てたことに対する小さな復讐のようなもので、雀は自身を母よりも価値のある存在と見なしていました。
巳一族は、皇族に仕える諜報機関であり、それぞれの巳一族のメンバーは仕える皇族によって序列が定められていました。
巳一族の後継者は通常、血縁関係に基づいて選ばれますが、適任者が見つからない場合には外部から引き取ることもありました。
後継者には特定の技術や情報が伝えられ、それ以外の者には秘密が守られます。そのため、巳一族のメンバー同士が互いの出自を知らないことも珍しくありませんでした。
薬屋のひとりごと:雀の能力と右腕の怪我
雀は巳一族の流れを汲んでおり、魯治郎の後継者として育てられました。
巳の一族は内側から蛇のようにじわじわと絡め取り身動きできないようにすると言われていました。
雀の能力:通訳と巳一族の技術
雀は魯治郎の後継者として巳一族の技術を受け継ぎました。
巳の一族は内側から蛇のようにじわじわと絡め取り身動きできないようにすると言われていました。
彼女はもともと頭が良く、通訳能力に優れていました。
14歳の時点で、母国語と茘語、砂欧語を流暢に話すことができ、さらにいくつかの他の言語も理解できました。
先生から授けられた教典によって、外国語の勉強を始め、異なる言語でコミュニケーションをとることが得意になりました。また、算術も得意で、手先も器用であり、さらに奇術も使えるようになりました。
雀は過酷な状況でも生き抜く強靭な体力を持っており、一週間も水だけで空腹を凌ぐことがありました。
魯治郎にとって、雀は中央へ行って修行を積む価値がある存在であり、5年間の修行を通じて魯治郎の後継者にふさわしいスキルを磨いてきました。
彼女の通訳能力は主上から高く評価されており、魯治郎自身も雀を肉弾戦に使うつもりはなかったことを明かしています。
雀:右腕の怪我と後継者の選定
雀は西都で恐れられる盗賊、独眼竜との戦闘で大怪我を負いました。
肋骨にヒビが入り、内臓が傷つき、右腕は半分ほど切り裂かれました。
雀は猫猫に内臓よりも右腕を優先させるよう要求しましたが却下されており、右腕に後遺症が残ることは確実でした。
右腕が使えなくなれば、雀の存在価値が失われてしまうと考えており、馬良に離婚を申し出ました。
しかし、雀は両利きであり馬良よりもはるかに器用でした。馬良より「片手でも5倍器用」と評されており、新しい妻を迎える手間よりも、馬良は雀との共同生活を選びました。
魯治郎からは主上の通訳としての仕事を続けるよう指示され、また、優れた後継者を見つける使命を託されました。
その結果、虎狼が後継者として選ばれ?中央へ行くことになりました。
後継者としての地位を獲得するには、通常なら10年の修行が必要と言われており、雀のような逸材でさえ5年かかったのでした。
雀と虎狼の使命が交差することもあるといわれていますが、その時は雀が虎狼を潰すといっています。
まとめ
- 雀は巳一族の後継者であり、馬一族の長男、馬良と政略結婚しました。
- 馬一族は皇族の護衛役であり、巳一族は皇族直属の諜報機関として機能していました。
- 馬良は体が弱く人見知りが激しいですが、雀との関係は良好です。
- 雀の母は巳一族のなかでも序列は低く、砂欧で任務に失敗し潜伏先で家族を作り雀を産んでいました。
- 雀の母は玉鶯の妻であり、国帰るために父と雀を捨てました。
- 雀は壬氏の補佐役をしていますが、主人は皇帝であり、第一の命は「月の君を幸せにすること」でした。
- 雀は魯治郎の後継者として巳一族の技術を受け継いでいます。
- 雀は西都の盗賊である独眼竜との戦闘で右腕を負傷し後遺症が残りました。
- 虎狼(フーラン)は中央で壬氏の補佐役として働いています。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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