「本好きの下剋上」に登場する「ローゼマイン」は、魔力の固まりを溶かすために「ユレーヴェ」を飲んでいます。
「ユレーヴェ」をつくるため、春夏秋冬の素材を集めました。魔力感知や作り方についても紹介します。
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本好きの下剋上:ローゼマインの魔力の固まりは溶けるの?
ローゼマインは魔力の塊を溶かすため、ユレーヴェに2回浸かっています。一度目は毒のせい魔力の塊がうまく溶けませんでしたが、二度目はうまく溶けました。
ローゼマインは、魔力感知で素材の品質を上げています。素材の中から余分な魔力を取り除き、自身の魔力で染めていました。
ローゼマインの魔力の固まりは溶けるの?
ローゼマインは魔力の塊を溶かすため、ユレーヴェに2回浸かっています。
一度目は毒のせい魔力の塊がうまく溶けませんでしたが、二度目はうまく溶けました。
ユレーヴェに浸かると目が覚めなくなるため、ローゼマインは白い石の箱のなかで眠っていました。
ローゼマインは、ユレーヴェを杯に半分ほど飲み、白い石の箱に注がれたユレーヴェに浸かりました。
一度目は二年間、眠りました。ローゼマインの魔力の塊は、毒のせいで溶けませんでした。ローゼマインの体は弱っており、身体強化用の魔術具を使わないと動けなかったのです。
二度目は四日間、眠りました。ローゼマインの魔力の塊はうまく溶けて、急に気を失う回数が少なくなりました。興奮すると体に負担がかかるため、まだまだ危険です。
ローゼマインの魔力は多すぎるため、神官長からもらったネックレスで、魔力を吸い取っています。また、ローゼマインは体が弱いため、鍛える必要がありました。
ローゼマインは、一度目より動けるようになりましたが、まだ不便な状態です。
ローゼマイン:魔力感知で素材の品質を上げる
ローゼマインは、魔力感知で素材の品質を上げていました。
魔力感知するため、素材に触れて本来の魔力を感じ、余分な魔力を取り除きます。
ローゼマインは自身の魔力を送り込み、邪魔な魔力を魔石に押し出しました。そして、きれいになった素材を自身の魔力で染めて品質を上げていました。
これで高品質なユレーヴェの素材が完成します。
ローゼマインの場合は、魔力の固まりを溶かすのが目的です。
ユレーヴェの素材は、品質が高くなければ効果がないため、魔力感知という技術を使いました。
貴族院では、ほかの人が集めた素材を使ってユレーヴェをつくります。
高品質な素材は必要ないため、魔力感知も自身の魔力で染めたりもしません。下級貴族のものは効果が半減していますが、それで十分でした。
ローゼマイン:ユレーヴェの作り方
ユレーヴェづくりに必要なのは、大きな鍋。人が入れるサイズのものを用意します。
この鍋に材料を入れ、船をこぐときのように長いへらで混ぜます。二度目は「シュタープ」で混ぜました。
- 魔石を準備します。魔石は自分の魔力で染めたものを使います。いろいろな魔力が残っているとユレーヴェの品質が下がるからです。自分で集めて染めた魔石なら、この手順は省略できます。
- 季節の素材を加えます。春夏秋冬の順番に溶かし、その他の材料(フランメルツの実やクヴェルヴァイデの葉など)も小さく切って入れます。二度目はグランツリングの粉末を追加しました。
- 特別な薬を一滴だけ落とし仕上げます。鍋から青白い光があふれユレーヴェ(薄い青色の液体)の完成です。
- ユレーヴェは、蓋をして布をかぶせておけば長持ちします。
ローゼマインが一番苦労したのは調合でした。
材料を混ぜるだけでも体力は消耗するし、自分の魔力もコントロールしなければなりません。身体強化用の魔術具も使いましたが、それでも大変だったのです。
本好きの下剋上:ユレーヴェ・春夏秋冬の素材集め
ユレーヴェをつくるためには、春夏秋冬の素材が必要です。
春の素材:ライレーネの蜜
ライレーネの蜜は、春の素材です。
フォンテドルフ村の近くにある、女神の水浴場で採取しました。
ライレーネは、女神の愛した花。夜のあいだ花は閉じ蜜を蓄えています。
夜明けとともに薄いピンクの睡蓮のような花を咲かせます。ライレーネの蜜を変化させた魔石を採取し、魔力で染めると緑の魔石になりました。
フリュートレーネの夜に、タルクロッシュを討伐し、夜明けに蜜を採りました。
タルクロッシュは、ガマガエルに似た生き物。見た目は気持ち悪いです。攻撃すると分裂するため、最小の状態で倒さなければなりません。
夏の素材:リーズファルケの卵
リーズファルケの卵は、夏の素材です。
ローエンベルクの山で採取しました。
ローエンベルクは火山です。「リーズファルケ」の卵はローエンベルクの魔力を蓄えてかえります。
卵がなくなると卵が吸収するはずだった魔力が余ります。卵を採取しすぎると、怒りが爆発し噴火するのです。
リーズファルケは、火の神「ライデンシャフトの怒りを鎮める鳥」魔物の一種です。親鳥「アイデロート」は、オオサンショウウオとエリマキトカゲを足して二で割ったような魔物でした。
小猿のような魔物が卵をめがけてやってきます。バートアッフェの群れで行動する魔物なので殺さないようにします。
リーズファルケの卵は、魔力で染めると青い魔石になりました。
秋の素材:リュエルの実
リュエルの実は、秋の素材です。
シュツェーリアの夜、ドールヴァン村の外れにある森で採取しました。
一度目は、ザンツェに奪われ失敗。二度目に成功しています。
シュツェーリアは、秋の終わりの満月の夜です。紫の月が光る満月の夜は、風の女神が一番力を放つ日。もっとも魔力を溜めるといわれています。
リュエルの花が咲いた後の実を収穫します。
花弁が剥がれ落ちたあと、枝にはローゼマインの小指くらいの大きさの紫水晶がみのりました。
一度目は、少し淡い黄色の実でした。ザンツェに奪われ、ゴルツェになったため討伐。失敗しています。
二度目は、透き通った紫色の実でした。リュエルの実が、淡い黄色へと変わるのも早かったのです。
リュエルの実を採取したあと、魔力で染めているので色は変化しているかも知れません。
実の色は、月の色に左右されると話していました。
冬の素材:シュネティルム
シュネティルムは、冬の素材です。
エーレンフェスト領で、大きな雪の虎(ホワイトタイガー)を討伐しました。
山のように大きなホワイトタイガーには、白に黒の縞が入っています。口には大きな牙があり鋭い爪を持っています。大きな目は赤く光っていました。
ホワイトタイガーの体に巻きついた猛吹雪からは、白い豹やウサギ・狼などの眷属が生まれます。
眷属は、シュネティルムの魔力によって作られた配下です。
シュネティルムが暴れると吹雪がおきます。唸り声を上げて、吠えると吹雪の中から眷属が生まれていくのでキリがありません。
この吹雪は、シュネティルム自身の傷を癒すためにも使えます。シュネティルムは、冬の主のなかでも階級が上でした。
シュネティルムを討伐したあとの魔石は白色でした。回収したときには淡い黄色になっていましたが、魔力で染めたあと何色になったかはわかりません。
まとめ
- ローゼマインは魔力の塊を溶かすため、ユレーヴェに2回浸かりました。
- 一度目は毒のせい魔力の塊がうまく溶けませんでしたが、二度目はうまく溶けました。
- ローゼマインは、魔力感知で素材の品質を上げています。素材の中から余分な魔力を取り除き、自身の魔力で染めていました。
- ユレーヴェをつくるためには、春夏秋冬の素材が必要です。
- 春はライレーネの蜜。夏はリーズファルケの卵。秋はリュエルの実。冬はシュネティルム。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ご参考になれば幸いです。